旅行会社が介在する意味とは
とある旅行業者との会話で印象的な事があった。
そこは、ハウスエージェント(大企業に属した旅行部門)で関連企業や取引先企業の団体を取り扱っている。社員旅行でも家族も参加できるような大人数の取引もある。悪い言い方をすれば、「特に苦労せずとも親会社の威圧で仕事を取れる」状況だ。
ところが、その担当者は「『手配するだけ』の存在では、旅行会社が介在する意味がない」と危機感を募らせており、参加者やその家族が「この旅行に来て良かった」「こんな素敵な会社に勤めてる旦那(妻、お父さん)は凄いな」と思ってもらい、その会社を辞める確率を減らしたいと考えている。
そのために普段では出来ない大掛かりなイベント(花火等)を仕掛けたりする。かなり手間が掛かることだが、その原動力は前述の「危機感」から来るものだ。
日々の業務効率も大切だが、(しっかり料金を頂戴して)手間が掛かっても、自社が関わる意味を見い出す視点も必要だ。